ストーリー/キャラクター/世界観/システム/クレジット/スペック



かつて世界は一つだった。
だけど、人間たちはその世界で勝手なふるまいをした。
神たちの怒りに触れた。
神の怒りは大地を砕き、盛り上げた。
神の嘆きは大きな海となった。

そうして、世界は、あまたの小さな世界へと分断された。

登り切れない巨大な壁と、果てのない海に囲まれた、ひとつの小さな世界。
それが、貴方の産まれた世界です。



【テレネア】
 中央に位置する国で、剣の国。
 初代王妃の名を冠した国で、紋章は剣を持つ王妃。
 王は代々側室を多く持ち、王位継承者が多いために争いが絶えない。
 また、昔から隣国と戦争が多かったため、未亡人対策のための一夫多妻制が残っている。
 王位継承者が多いということで、ほかに比べてレアクラス「姫」を捕まえやすい
 ただし、敵国が多い国ゆえに冒険者が数多く集まっており、戦力が充実しているため、討伐隊は強力なものが結成されやすい。
 討伐隊に混ざる「勇者」を捕まえるのに適しているともいえるが、こちらの戦力が整うまでは、不用意に遭遇しないよう、注意を払うべきである。


【フィラン】
 カバネ山脈で隔てられた、テレネアの隣国。
 巨大な山脈と、そこから伸びる川で、他の国とはさえぎられているために、ほぼ戦争にはならなかった。
 山脈を制覇した剣闘士の末裔が国王であり、代々王族は気性が荒いものが多いが、基本的にのどかな国である。
 ただし、山が多いためにやや移動が困難。

 カバネ山脈は、巨大な竜の亡骸がそのまま山になったという伝承があり、今でも山頂にはドラゴンが巣食う。
 山脈の南は希少な金属が採れる鉱山になっており、ドワーフたちの集落ができている。


【エスピエラ】
 テレネアの隣国。広い。のどかな国だが、度々の侵略戦争に耐えるだけの戦力は備えている。
 森、湖、など自然が多いために損失を抑えて食力を確保でき、また広さ故かこちらの行動が噂になりにくいために、序盤の戦力を整えるのにいい土地になる。
 世界分裂前の古い文化が残っており、国の端のほうには、東洋風の服を着た少数民族が居る。

 国の南には巨大な森があり、森の浅いところには、森の女神の伝承の残る小さな神殿がある。
 この森は動物や果物が豊富だが、奥にはエルダーエルフの集落があり、不用意に立ち寄ると、エルフたちの手厚い歓迎を受けることになる。

 のどかなためか、噂が広まるのが遅い。



【エルメール】
 真名魔法とそれ由来の宗教の国。神話の、世界分裂前の時代から国としてあった…という伝説を持っている。
 剣の国とその信仰のあるテレネアとはとにかく仲が悪く、戦争を繰り返してきた。
 巨大な魔法学校があり、近隣の町にも様々な種族の魔術師が多い。
 魔術師と多彩な種族を捕まえられるが、とにかくこちらの行動がいちいち噂になりやすい。

 国の端には、フルーゼーネ諸島という、小さな島々が浮かんでいる。
 ここには人魚の伝説があるが…




【カッツェオ】
 海辺から島の中ほどまで細長く延びた国。
 海のもの、山のもの、川のもの、人工のもの、が大半集まるため、商人の国として栄えている。
 また、商才のある者たちの手により、あちこちが名所として知られ、観光に訪れるものも多い国。
 王は今でこそ人間に代替わりしているが、もとは商才のあった亜人が建てた国であり、そのためかどんな種族も当たり前に受け入れられており、差別が少ない土地と言われている。
 便利な土地であるとして狙われての小競り合いはあったものの、今は平和な土地。
 噂度は上がりやすいがなんでもまんべんなく狙える場所。

 国の北、壁から落ちる巨大な滝と、それらに沿うように森が広がっており、妖精のいる渓谷として知られる。
 所詮はおとぎ話…と思うなかれ。森に迷い込んだ旅人が、妖精たちに案内されて森を抜けたという話は、この国ではさほど珍しい話ではない。
 …逆に、妖精たちにいたずらをされて、森の奥に迷ってしまったものもいる…という話もあるが。
 


【壁の国】
 神様ではなく、世界の境界線である「壁」を信仰している人たちの作り上げた国。
 王(神官王と呼ばれる)は選挙制であり、優秀なものが多い(選挙制とはいえ、王の子供たちは帝王学を学ぶために有利ではある)

 国としては小さく、壁に沿うような細長い形の領土しかないし、軍も小さい。
 だが、国の持つ軍以上に、壁を信仰する信者の数は多く、それらを敵に回してまで、この国に攻め込もうと考える国はない。

 この国に城はなく、巨大な神殿がその代わりになっている。
 その神殿は、すべてではないものの、信者に解放されている。

 壁への信仰は、壁を聖なるものとしているので、壁を登るような真似は許されない、とされていて、度々、壁を調査しに来た別の国の人間とのトラブルが見られる。